社会人の公認会計士試験/USCPAに合格するまでの学習時間は?同じ時間で出来ること比較【資格】
資格試験といえば、最も気になるのが学習時間ではないでしょうか。
調べれば、一般的な学習時間・勉強にかかった時間はすぐに出てくると思います。
ですので、今回は、一般的な学習時間だけでなく
・身の回りで実際に合格した人はどのぐらいの時間をかけたのか?
・同じ時間を使えば、どんなことができるのか?
という部分にも触れていきます。
公認会計士試験の学習時間
公認会計士試験の一般的な学習時間は3,000時間~5,000時間程度と言われています。
一日あたりの学習時間が多いほど、時間あたりの学習効率が一般的に高いので
受験専念の場合は3,000時間により近くなる傾向
働きながらの場合は5,000時間(もしくはそれ以上)により近く傾向
になると思います。
ただし、あくまで一般論ですので、勉強にかかった時間は個々人でかなりのバラつきがあります。
では、いくつか事例をご紹介します。
社会人受験生Aさんの場合
社会人で働きながら合格したAさんの場合
通常期:平日3~5時間、休日7時間程度→約35時間/週
直前期:平日5時間、休日15時間程度
の学習時間でした。
学習期間が2年程度、直前1か月ほどは有給休暇・夏期休暇を使い休日を多めに作ったので
計算すると学習時間は合計~3,600時間程度となりました。
学生受験生Bさんの場合
ちなみに大学生で専念合格したBさんの場合
通常期:平日6時間、休日10時間程度→約50時間/週
学習期間1.5年程度で、計算すると学習時間は合計3,750時間程度となりました。
その他のケース
社会人を辞めて学習専念で4年かかったケース→一日5時間×4年 = 7,000時間程度
働きながら、論文3回目で合格したケース→論文一回目3,500時間+1,000時間×2年 = 5,500時間程度
受験専念で1年合格したケース
などを身の回りから聞いています。(時間は推測)
この場合は、学習時間も平均より上振れ/下振れしますね。
同じ時間で何ができるか
同じ資格試験なら
司法試験:6,000~8,000時間程度
医学部入学:4,000~6,000時間程度
東大入学:3,000~5,000時間程度
税理士試験:2,500~5,000時間程度
司法書士試験:2,000~3,000時間程度
国家公務員一種:1,000~2,000時間程度
となります。(全てWeb情報より)
司法書士~東大ぐらいまでと同じぐらいの学習時間がかかりそうですね。
国歌公務員ならお釣りがきますが、国家公務員は採用面接が重要なので一概には比較できませんね。
他のジャンルなら
フリーのプログラマーとして稼げるレベル:2,400時間程度(約1年の実務経験と自習で1日8h×300日)
プロのボディビルダー:3,600時間程度?(1日2時間のトレーニングを毎日5年間と仮定)
ちなみに…プロゲーマーの練習時間:一日8~10時間程度
ちなみに…学習に費やす時間を残業に使えば:一日8時間程度の残業(2,000時間/1年 ÷250日)
公認会計士試験に合格するレベルの時間をどのジャンルに投下したとしても
適性があればある程度稼げるようになりそうだと感じますね。
「プロ」と言われるぐらいの学習時間が必要なことが分かります。
社会人の公認会計士試験学習については、こちらをどうぞ。
知識ゼロの学習者には、簿記二級からの学習がおすすめです。
公認会計士試験合格を見据えた簿記二級の学習については、こちらをどうぞ。
独学で雑に簿記二級に合格すると、会計士試験に挑戦するとき困ります
USCPA(米国公認会計士)の学習時間
USCPAの一般的な学習時間は1,000~1,500時間程度と言われています。
公認会計士試験と比べてコストパフォーマンスが良いとみるかそうでないかとみるか
は議論の余地がありそうですね。
公認会計士試験と同様、一日あたりの学習時間が多いほど学習効率が良い傾向になるはずなので
学生や専念者であれば半年程度で合格する可能性もあるでしょう。
では、事例をご紹介します。
社会人受験生Cさんの場合
Cさんはコンサルタントとして働きながらUSCPAを目指しました。
一日3時間程度×1年間で合格することができたので
3時間×350日 = 1,050時間程度となります。
一般的な学習時間ですね。
同じ時間で何ができるか
比較の仕方が逆ですが、公認会計士試験の学習時間を3,000時間として比較すると
USCPA合格:1,000時間
監査法人で実務経験1年:2,000時間(8h ×250日)
実務1年分ぐらいのアドバンテージはありそうですね。
同じ資格試験なら
社会保険労務士:1,000時間程度
中小企業診断士:1,300時間程度
宅建:100~300時間程度
このあたりでしょうか。
同じ程度の学習時間がかかる資格と比べると、コストパフォーマンスは良いように感じます。
(社会保険労務士の年収は400万程度と言われています)
学習時間と想定年収をざっくりグラフにしてみました。
同列比較ではないので、あくまでイメージとしてご覧になってください。
我ながら、かなり適当ですね(笑)
他にUSCPAについてまとめた記事は、こちらをどうぞ。
USCPAって実際どうなの?難易度・転職事情・年収のリアルな事情
公認会計士とは?税理士や米国公認会計士との違いをわかりやすく解説
公認会計士試験と同様、知識ゼロの学習者には、簿記二級の学習がおすすめです。
以下、他の記事から抜粋。
私が今簿記二級の学習をするなら、CPAの講義を資格スクエア<簿記講座>で受講します。
講義の内容はCPAと同じなので公認会計士試験を見据えても信頼できる上に
コストパフォーマンスが他社と比較してかなり良いためです。
※2019/1月時点の参考情報ですが、簿記二級では
TAC:72,800円~、大原:66,000円~、CPA(資格スクエア):19,440円であり圧倒的な価格差です。
独学のコストとたった一万円ぐらいしか変わらないのではないかと思います。
抜粋・一部修正:独学で雑に簿記二級に合格すると、会計士試験に挑戦するとき困ります
ちなみに、USCPAの予備校を選ぶなら、アビタス一択です。最大手であり、確実に合格したいならオススメです。
一応リンクを置いておきます。
今回は学習時間について、事例を踏まえてまとめてみました。
是非参考にしてみてください。
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