【監査法人】ダメな一年目新人にありがちなこと【3大ポイント】

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【監査法人】ダメな一年目新人にありがちなこと【3大ポイント】

 

今年も2月に入り、監査法人は新人研修の季節ですね。

もう少しすれば期末監査に配員となるはずです。

そこで今回は、残念ながらダメ扱いされてしまう新人の方にありがちな特徴を3つご紹介します。

反面教師にして、現場に臨む際の参考にしていただければ幸いです。

それではいきましょう。

 

最低限のマナーが出来ていない

社会人として最低限のマナーが出来ていないと、それだけでダメ扱いされてしまいます。

自分は大丈夫と思っていても、プロパー(新卒から)監査法人の方は、意外とビミョーな人も多いと思いますよ。私も人のことは言えませんが…

例えば以下のような点。

・挨拶をしない

→先輩や上司に会っても挨拶しない人がいます。先輩や上司だけでなく、将来後輩が出来てもちゃんと挨拶してほしいですね。

挨拶ぐらいいいじゃん、って思う方も多いかと思います。私もそうでした。

でも、逆に「自分が知り合いや上司、後輩とすれ違ったときに、無言で無視されたら?」と想像してみてください。ちょっと嫌な気持ちになりませんか?

お互いが気持ち良く働くための、ちょっとした心遣いです。カッコ悪いことでもないし難しいことでもないので、会釈ぐらいはするようにしましょう。

 

・往査先での態度が悪い

往査先は事務所ではありません。堂々と寝る・サボっているのかと思われるぐらいの大声で談笑する・お客様から画面が丸見えの場所で業務と関係のないネットサーフィンをするような人が、何故か一定数います。

そうしたプロ意識に欠ける一挙手一投足が、ファームの品位や評判を確実に落としていきます。

かしこまる必要はありませんが、少なくともお客様の前では、プロにふさわしい態度をとるようにしましょう。

 

・上司や先輩、お客様にタメ口を使う

稀に「タメ口を使ってはいけない相手にタメ口を聞いてしまう人」がいます。仲良くなればもしかしたらアリかもしれませんが、いきなりタメ口はもってのほかです。敬語は使えるようにしましょう。正しい敬語じゃなくてもいいので、相手を尊敬していることが伝わる言葉を使いましょう。

 

・公私混同する

→有名な話(都市伝説?)ですが、棚卸立会に彼女を連れて行ってクビになった新人がいたらしいです。仕事は仕事、プライベートはプライベート。しっかり分けましょう。監査チームで一緒になった異性にフラれてストーカーとかしちゃいけませんよ。

異性関係に限らず、会社の設備をスマホで堂々とパシャパシャ撮ろうとするとか、公私混同のヤバいエピソードは色々とあります。ここは「常識」を働かせましょう。

 

名刺交換とか、お辞儀の角度とか、席の順番とか、そういう話は上記に比べれば些細な話です。

正直、新人のうちは席の順番が分からなくても何の問題もないと思います。まずは最低限のマナーを守りましょう。

 

 

分からないときに聞けない

新人は往々にして充分な説明もなく、いきなり調書を任されることも多いです。

なので、分からなくて当然なんです。分からないときにすぐに聞けないと、調書も完成しないし、調書のクオリティも低いままになるので、ダメ烙印を押されてしまいます。

監査にはタイムリミットがあります。決められた期間内に結論を出すため、調書を完成させる必要があります。分からないことは、すぐに聞くようにしましょう。(ただし、留意点あり!続きを読んでくださいな)

分からないからといって、勝手に物事を進めるのは厳禁です。そうすると、デタラメな調書が出来上がりかねません。

人に質問するのが苦手な方もいるかと思いますが、周りの人は、質問をしまくる新人よりも、全く質問をしない新人の方に不安を覚えるはずです。「この子、本当にちゃんと作業が進んでるのか…?」と。周りを不安にさせないためにも、はじめはちゃんと質問しましょう。

 

聞くときは「聞きたいこと」を明確にすると、なお良いです。

まず、結論(聞きたいこと)を端的に。

続けて

・今やっていること(何の作業をしていたのか)

・そこで生じた問題(そこで何の問題が起きたのか)

・自分の考え(問題の解決のために、なぜそれを聞きたいと思ったか)

まで言えるとベストですね。

 

 

注意力が足りない

最後のポイントは、注意力が足りないことです。私も良くミスりました。

新人にありがちな注意力不足3大ミスをご紹介します。

・前期調書を読まない

分からないと聞く前に、前四半期や前年同期の調書を参照するようにしましょう。(これが「留意点」です!)当期の資料や調書を見ただけでは分からないことも、前期を参照すれば簡単に分かることが多いです。聞く前に前期調書をあたる。それでも分からなければ、人に聞く。これは監査の現場では基本です。

 

・リファーが飛ばない

検討している勘定科目の数値が試算表と一致しない、というのもありがちなミスです。原因は計算式のミスや数値の更新漏れ、科目の抜け漏れが多いですが、試算表とのリファー(一致)はまず一番に気にするようにしましょう。

勘定科目の検討の目的は、シンプルに数値の正しさを確認することなのですから、確認したい数値(=たとえば、仕訳の結果として試算表に集計される数値)と間違っていたら何の意味もありません。

 

・数値や調書の更新漏れ

リファーの話とも被りますが、調書内の数値が前期のままで更新漏れしている、また、調書のフォーマットが古いままで更新漏れしている、などもありがちなミスです。

数値の更新漏れは、そもそもの調書の作りが悪く更新箇所が分かりづらい、また更新したことをチェックする仕組みが整っていない、などが原因として考えられます。

調書の更新漏れは、ついうっかり「前年同期の調書」をフォーマットに使ってしまうパターンが多いです。

調書の更新漏れについてもう少し具体的に説明します。

調書は四半期ごとに改良されていきます。第1期1Q→第1期2Q…→第1期4Q→第2期1Q、と段々更新されていくわけです。

例えば今が第2期1Qだとして、ついつい参考にしていた第1期1Qの調書をフォーマットにしてそのまま使ってしまった場合、第1期2Q~第1期4Qまでの改良がパーになってしまいますね。

うっかりしがちですが、この場合は基本的には、第1期4Q(期末)の調書をフォーマットにするよう気を付けましょう。

 

これらは出来ないとダメ、というよりは、出来ていると「ちゃんとした新人」と思われる可能性が高まるイメージですね。

もちろん、2年目以降で出来ていないと、ダメ烙印を押されてしまいますが…

 

 

Excelスキルはすぐにつく。今は遅くても気にしない

スタッフにとっては重要と言われるExcelスキルですが、重要度で言えばこれら3つよりも下だと私は思います。これら3つがしっかりできるようになってから、Excelスキルを鍛えて作業効率を上げていくのが、一年目としてのあるべき姿だと思いますよ。

ちなみに、Excelについてはこちらの記事をどうぞ。

会計士・経理の業務に最低限必要なExcelスキル「関数」7個
業務を圧倒的高速化!会計士のExcelスキル「ショートカット」集

なんか自分のことを棚にあげて説教くさくなってしまいましたのでこのあたりでやめておきますが、少しでもご参考になれば幸いです。素敵な監査法人ライフを送ってください!

 

他にも、このサイトでは、普段

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社会人が働きながら会計士試験に合格するための記事や

 

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監査法人やコンサルに入ってからの基本的なハードスキルの記事

 

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を書いたりしていますので、ご興味があればご覧になってみてください。

 

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