会計知識をビジネススキルとして鍛えるならTwitterで#会計クイズを見るべしという話
「大手町のランダムウォーカー」さんの#会計クイズってご存知ですか?
【#会計クイズ 問題】
トイレタリー関連からの問題です。
総合トイレタリーメーカー「ライオン」
化粧品メーカー「資生堂」
ドラッグストア「マツモトキヨシHD」3社のうち、棚卸資産回転が一番長いのはどれでしょう?
今週もよろしくお願いします(^^) pic.twitter.com/5K6foIXeaH
— 大手町のランダムウォーカー (@OTE_WALK) 2019年3月31日
いや、まあこんな弱小サイトの分際で、ご存知ですか?というのもおこがましいのですが、
これが、会計知識をビジネススキルに昇華させるにはもってこいだと思うんです。という話。
そもそも、会計知識をビジネスとしてどう活かすか?
さて、あなたは頑張って会計士試験に合格したとします。
知り合いの社長のオジサンに冗談交じりでこう言われました。「会計知識を使って、ウチの会社の課題も解決してほしいよ」(そんなこと言われない…?)
きっと、大目に見ても100人中80人ぐらいは何も言えないでしょう。
それはなぜか。
会計士試験はあくまで、会計の知識を問う試験なので、会計数値がビジネスとどう関係するか?というところまで、突っ込んで試されないからです。
逆に言えば、会計数値が実際のビジネスとどう繋がっているか?というところまで想像力を働かせられれば、会計数値を読むだけで、会社の抱えている課題の仮説がいくつも浮かんでくるので、会計知識はメチャクチャ武器になる、ということです。
#会計クイズ は、会計数値からのビジネス想像力を鍛えられる
例えば、上記の棚卸資産回転期間の長さから会社名を当てる問題。
どれも日用品メーカーなので、単純に考えているだけでは当てられません。
そこで製品を思い浮かべたり、お店の売り場を思い浮かべたり…
洗剤って、すぐに在庫ハケるかな?とか
会社によってビジネスモデルが違うのかな?とか(自動車メーカーはディーラーに在庫を売ってるから在庫リスクが少ない、またはその逆で、本屋は在庫を返却できるから在庫リスクが少ない、みたいなのは有名な話ですよね)
消費期限ってどれぐらいだろう?とか
季節によって商品って入れ替わるかな?とか
ブランドの流行り廃りはあまりなさそうだ、とか
生産の現場まで思い浮かべて
化粧品って、ある時点で一気に作った方が得だし、何年使っても大丈夫だから、製品の品質も変わらない、ということはあるのかな?とか
海外展開も踏まえて在庫切れリスクを意識しているのかな?とか
棚卸資産回転期間、というたった一つの指標からだけでも、会社のビジネスのあんなことやこんなことまで、想像力を働かせられるようになります。
これって、とってもすごいことだと思います。
・数字を通してビジネスを想像する
・ビジネスを通して数字を想像する
という行き来が出来るようになれば、会計プロフェッショナルとして、一端のアドバイスが出来(るような気がし)ますよね。
例えばごく単純な「利益率を上げたい」という課題ひとつとっても、リアリティのある答えが出てくるはずです。
さいごに
そんなこんなで、今回は#会計クイズ のご紹介でした。
こういう類の本は昔からあるにはあったのですが(例えば、こんなの)
Twitterは色々と意見を言い合えるのも良いですよね。
他にも、このサイトでは、普段
私が社会人で働きながら会計士試験に合格した経験から
社会人が働きながら会計士試験に合格するための記事や
社会人の働きながら公認会計士試験攻略法:論文では記述を得意にする【論文で得点力を上げる勉強法】
会計士試験がつらい・諦めようと考えている方へ【働きながら受験】
監査だけでなく、コンサルでの経験から
監査法人やコンサルに入ってからの基本的なハードスキルの記事
異業種から会計士試験を目指した経験から
異業種から経理や監査法人を目指す人のための記事
会計パーソン向け映画・動画などのまとめ記事
を書いたりしていますので、ご興味があればご覧になってみてください。
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