【釣りです】論文式試験に必ず合格する方法【公認会計士試験】
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
タイトルは釣りです。すみません。
必ず合格する方法…そんな方法はありません。
なぜこんなタイトルにしたのか?
世の中には「必ず儲かる」とか「必ず成功する」とか、
そういった心の弱さにつけこんだ甘い言葉で、人を搾取するコンテンツに溢れていると感じます。
(人のこともあまり言えませんが…)
こと資格試験に関しても、こうしたコンテンツは散見されます。
でも、結局は本人が適切な方法で適切な努力をしないと、結果は出ないのが現実ですよね。
仮に必ず受かる方法があったとして、
そんな方法があれば誰でも公認会計士試験に合格するし、そんな試験の希少価値はゼロですし。
私自身、甘言に弱いタイプだったので、
自身の反省も込めて「そんな方法はないよ」と改めてお伝えしたかったのです。
1%でも合格率を上げるために
でも、合格の可能性を1%でも高める方法はあると思います。
テクニカルな話は予備校講師の方々が私の100倍も200倍も詳しいので、
そこは譲るとして、
私が周りの合格者を見ていて、また受験生当時の学習方法について話していて、
ある程度共通する特徴があることも事実です。
その、合格者にある程度共通する特徴こそ、受験生の方が合格可能性を高めるために、
多少は役立つポイントかなと思いました。
今回は、そのあたりの特徴を3つ、お伝えできればと思います。
財務会計論から逃げない
合格者は、会計学(財務会計論)で高い点数を取っている方が多かったです。
個人的な体感としては、会計学の点数がギリギリだったという人は、
5人に1人いるかいないかのレベルです。
大多数の人は、会計学の点数が全科目で一番高かったり、
余裕を持った点数(論文会計学でいうと、53~科目合格レベルのイメージ)を取っている印象です。
では皆、簿記や計算が得意なのか?
実務の現場を見ていると、そんなことはありませんでした。
勿論、生まれ持った簿記の才能(?)を感じる人も居ますが、
殆どの人が努力の結果、会計学である程度高い点数を取ったと思われます。
徹底して財務会計論の問題集を解き、鍛える時間が、
振り返ってみても、合格には超重要だったのではないでしょうか。
特に社会人受験の方は、時間の集中投下が難しいのが一般的なので、
財務会計論が仕上げきれず、結果として社会人の合格を困難にさせている一因かもしれませんね。
具体的な学習方法については、予備校の講師の方と相談するのが無難だと思います。
私が実践した学習方法については、過去の記事をご覧になっていただけると嬉しいです。
皆が解ける問題を解く
2つ目は、皆が解ける問題を確実に解き、皆が解けない問題は無視することです。
特に論文式試験においては
「こんなの、無理だろ」
と言いたくなるような問題が、特に後半の大問で散見されます。
そういった問題は、別に解けなくても合格できます。相対評価の試験なので。
事実、私が試験を受けた当時も、会計学で、後半の大問のうち2~3割しか正答できませんでしたが、
科目合格レベルで余裕を持って合格できました。
身の回りの受験生も同様でした。
一方で、基本問題は出来れば100%、少なくとも90%以上は正答したいです。
基本問題での得点の積み重ね+応用問題の部分的な得点 が、合格者の方の多くが持っているイメージではないでしょうか。
ちなみに、この得点パターンの考え方は修了考査でも同じです。
「こんなの無理だろ」という問題の中で、解ける問題を確実に解けば、
なんだか分からないけど合格していた、というのが受験生の大多数というのが実感です。
租税法は早いうちからやる
試験科目には、付け焼刃でなんとかなるものと、そうでないものがあると思います。
付け焼刃でなんとかなるものは、誤解を恐れずに言えば、
・企業法(特に短答)
・経営学
付け焼刃でなんとかならないものは、
・財務会計論
そして
・租税法
です。
租税法を得点源にするにしても、平均点を取って守りの科目にするにしても、
いずれにせよ一定の時間投入が必要という実感があります。
財務会計論は短答の知識の延長線上にありますが、租税法は新規の科目なので、
投入した時間がダイレクトに結果に表れます。
何が言いたいかというと、租税法の足切り不合格リスクは非常に高いのではないかということです。
あくまで身の回りの1つの例ですが、
会計学を科目合格したのに、租税法でコケて落ちてしまった、という方がいました。
非常に惜しいことだと思いますので、
租税法は侮らず、早い時期から取り組んだ方が無難だと思っています。
さいごに
どれも当たり前の話かもしれませんが、
もし実践しておらず、現在伸び悩みを感じられている方がいれば、騙された?と思って、上の3つを意識して学習に取り組んでいただければ、多少の効果は実感できるかと思います。
最後に思いっきり宣伝です。
もし予備校を全く使わずに独学で悩まれている方がいれば、
一度予備校に相談してみるのも手です。
通信講座や、教材・答練だけのコースもありますので、社会人でもうまく活用できますし、
予備校によっては、学習についての相談も可能だったりします。
詳しくは各予備校HPをどうぞ。
TAC
https://www.tac-school.co.jp/kouza_kaikei.html
このサイトでは、普段
私が社会人で働きながら会計士試験に合格した経験から
社会人が働きながら会計士試験に合格するための記事や
社会人の働きながら公認会計士試験攻略法:論文では記述を得意にする【論文で得点力を上げる勉強法】
会計士試験がつらい・諦めようと考えている方へ【働きながら受験】
監査だけでなく、コンサルでの経験から
監査法人やコンサルに入ってからの基本的なハードスキルの記事
異業種から会計士試験を目指した経験から
異業種から経理や監査法人を目指す人のための記事
会計パーソン向け映画・動画などのまとめ記事
を書いたりしていますので、ご興味があればご覧になってみてください。
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