IT技術・デジタル化の発展で監査はどう変わるのか?Big4見解まとめ
デジタル、AI、イノベーション…監査の業界では、しきりにこんな言葉が飛び交っていますね。
でも日々の業務に追われるあまり、結局のところIT技術の発展で監査はどうなるのか、真剣に考えたことのある方は意外と多くないのではないでしょうか。
今回は手短ですが、次世代の監査のあり方に関する関係各所の見解が分かるページをまとめてみます。
日本公認会計士協会はどう考えているか
早速本丸です。
こちらの公開草案をご覧ください。
IT委員会研究報告「次世代の監査への展望と課題」(公開草案)の公表について(募集期限11/25)
詳細は伏せますが、公開草案末尾の「2030年の公認会計士」というトピックが一番イメージしやすいのではないでしょうか。
ざっくり言うと
・公認会計士は自らの責任のもと、監査上の重要な判断を行うことに集中する
・公認会計士は監査の過程で様々なITテクノロジーを活用する
・監査チームは公認会計士の集団から、職業的専門家(IT専門家等)の集団になる
ということが書いてあります。
デロイトトーマツはどう考えているか
トーマツは、何やらカッコいいランディングページを拵えています。
こちらをご覧ください。
特徴的なのは、トーマツ単体の取り組みにとどまらず、他のBig4を巻き込んだ動きを展開していることです。
例えば有名なのは、電子確認状手続システムであるBalance Gatewayなどです。
メッセージの骨子は日本公認会計士協会と同じですが
こうしたランディングページの設置、紹介動画からも、次世代監査への投資の本気度が見えます。
PwCあらたはどう考えているか
PwCあらたは、こちらをご覧ください。
概要動画のようなものは見つからなかったのですが、PDF資料と関連ページを見る限り
PwCは次世代の監査のあり方を具体的にまとめているような印象を受けます。
メッセージとしては同じですが、アプローチはトーマツと対照的ですね。
KPMGあずさはどう考えているか
こちらをご覧ください。
アプローチとしてはトーマツに近いような印象を受けます。
動画コンテンツにかなり力が入っていますね。
まるでテクノロジー企業のPR動画のようです。
KPMGだけ、恐らく紹介動画がグローバルで統一のものとなっています。
EY新日本はどう考えているか
こちらの動画をご覧ください。
簡潔にまとめていますね。どちらかというとPwCに近いようなイメージです。
以上、何か示唆のようなものを書けたわけではありませんが
公認会計士協会、また各法人の次世代監査への取り組み概要が分かるページをまとめてみました。
内容が薄いので、また追記していきますね。
是非各ページを一度ご覧になってみてください。
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